よく骨折と捻挫で骨折だと聞くと皆さん、骨折だからしっかり治さないとと言います。
捻挫だと捻挫で良かったと言います。
どっちがいいか、私は骨折の方がいいのかも?!と思うことがあります。
骨折なら、しっかり固定して、先生の言うこともしっかり聞き、やるよう言われたことはしっかりやり、とちゃんと治そうとします。
ただ捻挫だと、固定は外し、言われていた診察にはいかず、そのまま放ったらかしが多いです。
捻挫も靭帯損傷です。
しっかり治さないと治りません。
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新卒で務めた接骨院に通っていた高校生の女の子。
部活はバスケットボールで3年生の引退までわずか。
インターハイのために大切な試合が続き、負けてしまえばインターハイも行けず引退。
そんな時に足首を怪我してしまったということで来ました。
先生は骨折の疑いはないが、かなり強い靭帯損傷だと。
(当時の接骨院の副院長先生は整形外科で骨折もなんでも怪我を物凄い量診てきた先生でした。)
ただ名前で聞くと骨折ではなく、捻挫。
だからその子のお母さんは捻挫で良かったね!と言っていました。本人も捻挫でよかった、と。
その言葉を聞いて先生は捻挫も怪我で、ここまで酷ければ骨折と同じようにしっかり固定しないとだめだ。と。
捻挫だからいいでしょ?という患者様の気持ちもわかります。
ただ骨折でなくても捻挫でも大けがです。
なぜ捻挫ならいいのでしょうか。と。
大学でも続けるか迷っているならしっかりと治療しないとと注意されていました。
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この仕事に就いてからこの話はよく聞きます。
怪我は怪我です。
確かに例えば大事故にあって、命があってよかったという意味で捻挫で良かったね、はわかります。
怪我をしていても命の方が大切だからですよね。
ただ怪我はどんな怪我でもしっかりと治さないと皆さんのいう
「古傷が痛む」
「関節が緩んだ」
という状態になっていうことも多いです。
風邪をひいたら風邪を治すように治しますよね。
怪我も怪我をしたら治さないといけません。
ずっと風邪をひいてたらおかしいと思うのに、ずっと怪我が治らなくてもそのまま過ごしてしまう方が多くいる感じます。
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怪我も早めの治療が大切です。
しっかりと治しましょうね。