股関節編パート2です!
スポーツウーマンたちのお悩みのひとつでよく聞く足の外張り!この筋肉が原因です!しなやかな筋肉にしましょう!
思春期は私も張っていて足が太いことがネックでした、、(今も太いですが(-_-;)
【基礎】
起始:上前腸骨棘と大腰筋の内面
走行:中殿筋の前方で大腿筋膜に包まれた平たく長い筋、大転子前方を経て腸脛靭帯に移行し、大体の外側を下る
停止:腸脛靭帯、脛骨粗面の外側にあるガーディ結節
神経:上殿神経L4~S1
作用:股関節の屈曲、内旋、外転、膝関節の伸展
【特徴】
上前腸骨棘を中心にして見ると少し後ろ側を下に向かって走行しています。
↑位置関係では縫工筋は前側を下に向かって走行しています。
腸脛靭帯についてるので腸脛靭帯を介して膝関節の運動に関与しています。
・膝を曲げる角度が90度未満のとき(直角より伸びている)は膝を伸ばす働き
・膝を曲げる角度が90度以上のとき(直角より更に曲げている)は膝を曲げる働き
と膝の曲げている角度によって働きが全く反対になるのです!
膝関節の曲げる角度とは関係なく、下腿の外旋にも作用しています。
ほかにも中殿筋、小殿筋と一緒に片足で立つとき、骨盤がぐらぐらしないように安定させてくれています。
☆腸脛靭帯炎
・長距離ランナーに多い怪我
・腸脛靭帯と外側上顆との間の摩擦で炎症が起きる
・腸脛靭帯につく大腿筋膜張筋の硬さも原因
→硬いために筋肉が収縮するときにゆとりがなく、摩擦が起きてしまうのが原因といわれています
☆弾発股
・通常でも股関節を動かすとき(後ろから前に上げる)に大転子(股関節の外側の出っ張り)の上を腸脛靭帯が通る
・そのときに腸脛靭帯が引っかかってしまい、ボキボキと音が鳴ってしまう
→大腿筋膜張筋の硬さも原因の一つと言われています
☆上前腸骨棘の裂離骨折(骨を引っ張って折ってしまう)
・大腿筋膜張筋が収縮したときにを起こしてしまうこともあります。
→大腿筋膜張筋が硬くなっていることで筋の伸び縮みが少なくなってしまうことも原因です
☆オスグッドシュラッター病
大腿筋膜張筋の硬さも原因の一つといわれています
☆脊椎分離症
・思春期に起こる
→腸腰筋をはじめとする股関節屈筋群の硬さが原因と言われていて大腿筋膜張筋もその一つと言われています
足の太さだけでなく、怪我の原因筋になることも多いです。
変形性膝関節症でО脚の場合も張りやすく、傷めてしまうことがあります。
しっかりとケアしましょう♪