そもそも骨盤って?
骨盤底筋の話などもしましたが、まず骨盤ってどうなってるのでしょうか。
骨盤は仙骨、尾骨、左右の寛骨という骨からできる骨格です。
尾骨はよくいうサルのしっぽにあたるところで3~5個の尾椎が合体して1つの尾骨になっています。
仙骨はその上にある三角形のような形の骨で5個の仙椎が合体して1つの仙骨になっています。
尾骨と仙骨は背骨の脊柱の1部で、頚椎、胸椎、腰椎は個々の骨で一生合体しないので真椎、仙骨と尾骨は合体しているので仮椎と言われています!
↓寛骨は腸骨、坐骨、恥骨の骨が合体して1つの骨になったものでそれが左右にあります
そして寛骨と仙骨は関節を作り(仙腸関節)、左右の恥骨は結合し(恥骨結合)、骨盤というあたかも一つのような骨格ができあがります!
↓前から見ると
男性では恥骨下角といい、鋭角で70度
女性では恥骨弓といい、大きく90~100度
後ろから見ると↓ 左側が男性、右側が女性
↓上から見ると 左側が男性、右側が女性
↓男性と女性の骨盤は重ねてみると更にわかりやすく、大きさが違います。
女性の骨盤の方が大きく広がっていて、男性の骨盤の方が縦型で狭いのです。
↓赤丸は骨盤上口といいます
↑男性だとハート形
↑女性だとマル型
骨盤上口の下に小骨盤といい、その内腔(中)のことを骨盤内臓と言われる直腸、膀胱、子宮、卵巣、前立腺などが入っています。
なのでそこの大きさも女性の方が広く、円筒型になっています。
男性は狭くて漏斗状にになっています。
こんな形です。
最初の入り口になる骨盤上口も、出口になる骨盤下口も男性より女性の方が大きくなっています。
こんな風に男性と女性では大きさや形などは全然違うことがわかりますね!
(絵が汚くてすいません)
このように骨盤は性差が大きく表れているところです!
女性は出産をする可能性があるので妊娠、出産ができるように身体の作りはなっています。
*ですが、人それぞれ個人差があるのでその中でも大きい人も小さい人もいると思います。
骨盤の作り、なんとなくでも伝わると嬉しいです!