太ももの内側の筋肉編パート2です!

太ももの最も内側を走行する、長い帯状の筋肉です

【基礎】

起始:恥骨結合の外側

走行:長い帯状の筋肉で大腿の最内側を下降し、下半では細い腱となる。縫工筋の後ろに接し、大腿骨内側上顆を後ろへ回る

停止:脛骨の内側面、停止腱が鵞足に加わる

神経:閉鎖神経前枝L2~L4

作用:股関節の内転、膝関節の屈曲、内旋

【特徴】

鵞足を構成する筋肉の1つです。

 *鵞足:薄筋、縫工筋、半腱様筋

・膝関節の近くでで縫工筋の後縁に沿うように走行し、その後鵞足の一部になります。

・他の鵞足筋群とともに下腿の内旋に作用しています

・鵞足部に痛みがあるときのほとんどが薄筋を押すと痛み(圧痛)を感じます

・股関節を外に広げる動作(外転位)で膝関節を強制的に伸ばすと(伸展強制)鵞足部に痛みが出るときは薄筋も原因の一つであることが多いです。

股関節内転筋群の中で唯一の2関節筋です!

*股関節内転筋群:恥骨筋、長内転筋、短内転筋、大内転筋、外閉鎖筋、薄筋

骨盤を前傾させる作用もあります。

薄筋腱は膝前十字靭帯の再建材料として使われることがあります。

→半腱様筋も。

変形性膝関節では膝が伸ばしにくくなってしまいます。

薄筋も邪魔をしてしまう筋肉の1つでしっかりとストレッチをすることが大切です!

О脚気味な方、膝が痛い方はしっかり薄筋など太もも内側の筋肉に対し、トレーニングとストレッチをし、筋力と柔軟力を高めていきましょう♪