最後の話ですが、脊髄の話です。

脊髄を傷つけてしまうとしびれなどの痛み、最悪の場合、麻痺が起きます。

どこの脊髄を痛めてしまったかによって麻痺のレベルは変わります。

首の方に行くにつれて麻痺のレベルも上に上がっていきます。

足だけなのか体幹もなのか、全身に近いのか、、

年齢が上がるにつれて脊髄の通り道が狭まり、痛みや痺れが起きることもあります。

(ヘルニアなどかなり若い人でも同じような症状を出してしまうこともあります)

大学の先生が背骨は折れるのと脱臼するのとどっちの方がいいか、というのも変だけど、麻痺を回避できる可能性があるか、との話がありました。

私は骨折の方が良くないかと思っていましたが、脱臼の方がリスクが上がるとのこと。

理由は折れてしまえば脊髄をつぶさずにずれる可能性もあるが、脱臼は逃げ場がないから脊髄をつぶすリスクが上がると。

どちらもない方がいいですが、柔道整復師として今どういう状態なのか、判断することが大切なんだと今もふと思い出します。

背骨、みなさん大切にしましょうね。