前回の続きです。

まずは下肢静脈瘤について

腕がむくむという方ももちろんいると思います。(ほかの疾患やもちろん腕がむくんでいる方もいますが、平均的に多い、わかりやすい話のため今回はこのように話させていただいております。)

ですが、腕よりも足の方がむくみやすいですよね。

その理由は上半身より下半身の方が血液が心臓に戻るためにはパワーが必要だからです。

血液は身体をめぐって心臓に戻ってきますが、心臓と足は遠いのと人間は立って生活することが多いため、戻りが悪くなりやすいのです。

(重力にも逆らわなければいけないので大変です)

血液の循環には「血管の弾力性」「筋肉によりポンプ作用」など(ほかにもありますが)が必要です。

年齢を重ねると血管の弾力性も筋力も落ちるため、血液循環が悪くなります。

そのため血流が悪くなり、むくみやすくなったりします。

静脈には「弁」と言って血液の逆流を防いでくれる扉みたいなものがあります。

通常は血液が心臓に向かって流れる時だけ開いてくれて血液が戻らないようにしてくれています。

ですが、その弁が壊れてしまうと静脈に負担がかかり、静脈が変な形になってしまい、ボコッと出てしまいます。

それが静脈瘤です。

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静脈瘤があるとエコノミー症候群になりやすいと言われています。

普段から静脈瘤にならないように予防が大事です。

つづく