お尻の筋肉編4続きです!
梨状筋といえば座骨神経痛!っていうくらい座骨神経痛と特に根強い関係です!
【基礎】
起始:仙骨の前面で第2~4仙骨孔の間
走行:筋束は外下方に向かって集まりながら大坐骨孔を通り、骨盤の外に出る。中殿筋の下縁に並ぶ。
停止:大転子の先端の後縁
神経:仙骨神経叢のL5~S2
作用:股関節の外旋、外転
【特徴】
梨状筋と中殿筋はくっついてしまっていることも少なくないようです!
仙骨の前について大坐骨孔という穴を通って骨盤の外に出て大腿骨の大転子につきます。
大坐骨孔を通るので上と下に隙間があります。
それを梨状筋上孔と梨状筋下孔に分けてそこから神経や血管が通ります。
梨状筋上孔:上殿動脈、上殿静脈、上殿神経など
梨状筋下孔:下殿動脈、下殿静脈、坐骨神経など
梨状筋下孔を通る坐骨神経がよく聞く足の痺れの原因になる神経です!
梨状筋が硬くなり、坐骨神経を圧迫してしまうことにより起こる坐骨神経痛を梨状筋症候群といいます。
↑坐骨神経痛は梨状筋のせいだけではないです
坐骨神経は脛骨神経部と腓骨神経部という神経が束になっています。
通り方は様々あります。
・89%:大体の方が束ごと梨状筋下孔を通ります。
・10%:総腓骨神経は梨状筋を貫通、脛骨神経だけ梨状筋下孔を通る
・0.65%:総腓骨神経が梨状筋上孔、脛骨神経が梨状筋下孔を通る
・0.25%:脛骨神経部と腓骨神経部の束のまま梨状筋を貫通
などと通り方は人それぞれのようです
人間の身体は必ずみんなが一緒というわけはないのでこんなことがあっても当たり前なんですけどね!
梨状筋の周りには他の神経や血管もあるので硬いとそれらも圧迫してしまいます。
よくケアしないとですね~!
そしてよく患者さんや友達から聞く、テニスボール、ゴルフボールでほぐす方法、、
個人的にはあまりオススメしません。
・変にぐりぐりして傷めてしまう
・強さに慣れてしまい効かなくなり、どんどん強くやってしまう
青タンを作ったり、怪我をしてしまうことがあります。
お気持ちはわかります!
私も一時どうにもならない凝りと痛みでお尻だけでなく、肩も棒みたいなのでぐいぐい押してしまったことがあります。
悪化して、でもまた痛くてどうにもならずまたやってと繰り返したせいで変に傷めてしまい、2か月くらい痛くて辛かったです、、
どんなに凝っても痛くてもやらないようにし、(当時勤めていた接骨院の先生に)施術してもらい、よくなりましたが変にやりすぎたので時間がかかりました(-_-;)
(患者さんに注意してるのにやったらダメでしょ、と言われたのはもちろんです(笑)
凝りすぎていて痛いくらいになる前に私たちにご相談くださいね(;_:)