この職に就いてから、このコロナ禍のせいなのか、顎の調子が悪い方がとても多いです。
食いしばりやマスクによって顎の周りの筋肉が硬くなってしまい、知らない間に顎関節症や歯が削れていた?!なんてこともあります。
なぜ、食いしばってしまうのでしょうか。
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例えば陸上の選手でこれから100M走の試合があるとします。
その選手たちが口を開けてぼーっとしていることってなかなかないと思います。
皆さん、目をギラギラさせて、ぐっと身体全身に力を入れていると思います。
いざ、スタートして走っているときも同じです。
ぐっと歯を食いしばって戦っていると思います。
そんな時に働いている神経が交感神経です。
「さぁ!今から試合だ!」
「これから大切な商談だ!」
など、緊張していたり、全身に力を入れているような状態は交感神経が働いています。
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ただ、試合も終わり、商談も終わっているのに力を抜くことが出来ず、交感神経が働きっぱなしになっている方もいます。
ストレスが溜まりすぎると交感神経が高ぶりすぎてしまいます。
本来は試合や仕事が終わって家に帰ったらほっと一息ついて、ゆっくりしていると副交感神経が優位になり、リラックスした気持ちになったり、眠くなってきたりするのですが、日々のストレスが多いとそれが乱れてしまいます。
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交感神経が高ぶっていると常に戦闘状態に身体はあるので、全身に変に力が入っていたり(本人は気が付かない間に)してしまいます。
そうすると顎にも力が入ってしまい、知らない間に食いしばってしまいます。
寝ているときなどは特に意識がない状態なので物凄い強さで食いしばっていると言われています。
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つづく