お尻の筋肉編パート3です!

梨状筋、大腿方形筋、上・下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋を合わせて深層外旋6筋といい、股関節外旋に作用する小さな筋肉たちです!

(梨状筋は次回詳しく)

【基礎】

☆大腿方形筋

 起始:坐骨結節の外面の前部

 走行:外方へ向かう。方形の厚い筋

 停止:大転子後面下部の転子間稜

☆上双子筋

 起始:坐骨棘

 走行:内閉鎖筋の上方を内閉鎖筋の腱と並んで前外方に向かう

 停止:大転子転子窩

☆下双子筋

 起始:坐骨結節の上部

 走行:内閉鎖筋の下方を内閉鎖筋の腱と並んで前外方に向かう

 停止:大転子転子窩

↑上・下双子筋は内閉鎖筋を挟みながら走っている。

☆内閉鎖筋

 起始:骨盤の内面で閉鎖膜とその周り

 走行:筋束は後方に向かって集まり、小坐骨孔の縁にかかって直角に方向を転じ、ほとんど腱となって前外方に向かう

 停止:転子窩の上部

☆外閉鎖筋

起始:閉鎖膜の外面とそのまわり

走行:集まりながら大腿骨頸の後ろ、双子筋と内閉鎖筋の下方を通って外方へ向かう

停止:大腿骨転子窩

・作用は全て股関節外旋

   →大腿方形筋と外閉鎖筋のみ股関節内転作用もあり。

・神経支配は外閉鎖筋以外は全て仙骨神経叢L4~S2

   →外閉鎖筋のみ閉鎖神経L3,L4

↑文献により様々です。人の身体もそれぞれですしね!

【特徴】

腸骨大腿靱帯などと協力して股関節を補強してくれています!

腸骨大腿靱帯:股関節を補強する強い靱帯

外旋六筋はインナーマッスルです

(インナーマッスルは深いところにある筋肉でアウターマッスルは手前にあって触りやすい筋肉)

インナーマッスルはそれだけ骨や関節に近いところを走っているので直接的に関節などに影響を及ぼしやすいです。

腰の調子が悪い人、股関節が硬い人などは皆さん固くなってしまっている方が多いです((+_+))

余談ですが、妊娠中ガニ股になっていたことをすーさん夫に指摘されるまで気が付きませんでした、、

妊婦さんってなんでガニ股なんだろう、、と思っていましたが、私の場合は無意識。要するに楽だったんでしょうね!

安定するし、足もそもそも上げにくくなるからガニ股のほうが歩きやすかったです!

↑妊娠中でなくとも年齢を重ねると足上げにくくなるのでガニ股注意ですよ!

ガニ股ってずっと外旋させていることになるのでずっと筋トレ状態で筋肉は固くなりっぱなし、、

そこにホルモンの関係もあって、坐骨神経痛になるわ、股関節周りは痛いわ、もちろん腰も痛いし、大変でした!

ストレッチも思うようにできないですしね(;_:)

私はラッキーなことにすーさん夫が夜な夜な痛い痛いと私が言っていると起きてマッサージしてくれたので本当助かりました!

一応、産科の先生にマッサージの確認をしたら問題ないとのことでやってもらっていました!

※妊娠中のマッサージは賛否両論ですので家族だからいいや、と自己判断せず、必ず主治医の先生に確認しましょうね♪

自分が妊娠出産をし、こんなにも深層外旋6筋に苦しめられるとは思いませんでした(*´ω`)

皆さんも日頃のケアを頑張りましょう!