太ももの筋肉編パート1です!
大腿直筋は外側広筋、内側広筋、中間広筋と合わせて大腿四頭筋といいます。
(ここ何年かで違う新たな筋肉が発見され(膝関節筋ではない筋肉で)大腿五頭筋なのでは?!という論文も出ているようですね!)
【基礎】
起始:下前腸骨棘と寛骨臼の上縁
走行:紡錘状の筋腹をつくって下り、強い扁平な腱となって共同腱の浅側中央部に加わる
停止:膝蓋骨、脛骨粗面
神経:大腿神経L2~L4
作用:膝関節の伸展、股関節の屈曲
大腿四頭筋の停止は大腿四頭筋腱に移行し、膝のお皿(膝蓋骨)を介して膝蓋腱(膝蓋靱帯)となり膝の下(脛骨粗面)にくっついています!
【特徴】
浅層と深層に分かれていて、太もも前側にあり手で簡単に触れることができます。
大腿直筋は強くて大きな筋肉なのでそれだけ身体に及ぼす影響も大きいです。
股関節と膝関節、2つの関節を通るので2関節筋ともいいます。
浅層は羽状構造で膝関節に近くなると筋肉の厚みが大きくなります。
深層は筋線維配列が平行で股関節に近くなると筋肉の厚みが大きくなります。
骨盤につくので骨盤を安定させてくれます。
ほどよい緊張感は大切になってきます。
☆ただ硬いと、、、
・骨盤の前傾位が強くなり、反り腰や腰痛の原因になる
・筋力も強いのでダッシュなど急に力を出したときに瞬発的に力を入れたときに肉離れや股関節の裂離骨折を引き起こすことも。
このように様々な怪我の原因になることがあります。
☆逆に弱いと、、、
・足がうまく上がらなくなって転びやすくなる
・膝や股関節痛や変形の原因になることもある
☆オスグッドシュラッター病
・大腿四頭筋、特に大腿直筋の固さが原因
・膝の下の骨(脛骨)が筋肉に引っ張られてボコッと出てしまい、酷いときは触るのも痛い、という患者さんもいます。
・放っておくとどんどん膝下の出っ張りが増えたり、スポーツだけでなく日常生活動作に痛みなど支障が出てしまいます
・将来的に膝下が出てしまったことで、膝立ちすると当たって痛みを感じてしまう方もいます
・放っておいてもそのうち痛みは落ち着く場合がありますが、早めに治療することが大切です!
↑また詳しく怪我のカテゴリーに載せますね!
大きな筋肉なので身体に及ぼす影響もよくも悪くも強いので筋肉をつけ、柔軟性を上げましょう♪
歩けなくなると一気に体力も落ちるので気を付けていきたいですね!(^^)!